参加者の声

悲しいお知らせ
参加者の声 · 2022/07/24
高城敏子先生が7月12日、ご逝去されました。 ご逝去される2日前には病床よりZoomでの〈詩音・わらべうた〉リモート会に参加されて、最期まで私たちにしっかりとした口調でお話下さいましたので、まさか、こんなに早くお亡くなりになるなんて、とポッカリ心に穴が空いたような何ともいえぬ虚脱感に襲われています。 高城先生が私たちに託して下さったわらべうたへの姿勢や遺志を継いで、この詩音の会を皆で続けることが先生への供養であると考え、この先も会を存続していく所存です。そして、先日の高城先生参加の最後の会で歌いました ♪うけとった うけとった のうたのように受けとったものをまた多くの人、子どもたちに渡していくこと、それが高城敏子先生の私たちに全身全霊で伝えてくれたことと信じます。 ♪うけとった うけとった かいかいてんまる うけとった これからどちらにまわしましょ きょうはひもよしてんきもよろし むこうのねえさんにちょいとわたす ちょいとわたす【広島】 詩音の皆と共に、先生のご冥福をお祈りします。いつも私たちのそばにいて、ずっと見守って応援していてくださいね。 (品川和美)

参加者の声 · 2020/12/28
◆私は今回の実践で 、1月7日に行われる七草粥行事、♪七草なずなを取り上げました。最初は歌詞にそって”鳥追い”のつかまえ鬼ごっことして、遊んでいました。稲や作物をついばみに唐の国からやってくる害鳥を叩く音でおどして追い払うという行事の真意を忘れていたことを反省しました。「バッタバタ バッタバタ」で鳥を威嚇したあと空を見上げ手をかざし「悪い鳥はもう遠くに行ってしまったよ!」「さあ安心して、おいしい七草かゆをみんなで作り、いただきましよう」という流れで「鳥追い」と「七草粥つくり」二つの遊びをひとつの流れで続ける初めての挑戦をしてみました。 同じうたの繰り返しなのに “動と静”が自然に溶け合い、流れていきました。参加者は想像力をフル活用させて画面の向こうで笑顔いっぱいでおいしそうに七草がゆを食べてくれました。このように♪ななくさなずなを遊ぶことで、 五穀豊穣や無病息災を願い、厳しい自然の中で力強く生き抜いてきた先人の知恵や風習を思い起こせます。コロナは何のその、私たちはご先祖に感謝し子どもたちが健やかに育つことをひたすら願い、これからもわらべうたと向かいあっていきたいと思います。(品川和美)
参加者の声 · 2020/12/27
◆ 第一回に続き、わらべうたの実践を今回も無我夢中でさせていただきました。♪正月どこにだ は、“くりくりやま”というかわいらしい響きと“きりもちこ”と繰り返す小気味よさが大好きです。 子どもの頃のお正月を迎えるワクワク感を思い出し、口ずさんでいると思わず楽しくなってきます。 その通りに口ずさむだけでなく、自分の家の近くの山に正月さんが来てくれたり、大好きなお餅を思い浮かべることで、さらにイメージが膨らみます。その調子のよいリズムを言葉替えしながら、画面の向こうの子どもに見立てた参加者と楽しみました。「くりくりやま」を「富士山の頂上にだ」「宮島の鳥居の前にだ」と自分の近くの名所に替えたり、全国の名物のお餅に替えたりして盛り上がりました。どんなふうに唱えるかについては、うたを自分の言葉にして目の前の子どもに生き生きと差し出せるように何度も何度も口に出し、うたい、磨いていくしかないのだと思います。 また、お正月は「日本で継承されている最古の行事で」6世紀半ばより以前に既に存在していたことを知りました。わらべうたと共にお正月の風景をこどもたちに大切に伝えていきたいです。(竹内真理子)
参加者の声 · 2020/08/12
コロナが終息しない今、〈詩音・わらべうた〉学びの会は、Zoomによるリモートで開催しています。実際に手を取り合っていつものように遊べませんが、高城先生からだされる「おみやげ3つ」を持ちより、皆の顔を見ながら話ができます。7月のリモート会のテーマは「うたと正面から向かい合うということ!」でした。私は ♪あまんだぶりこうだぶり あまのかわスットントン のうたについて、色々な遊び方を取っ払って(門くぐりや釜送り)うたと向き合ってみました。「あまんだぶりこうだぶり」になんともいえない母に包まれたような優しさと、川の流れの「どんぶらこっこ」に似た力強さの中に波に揺れる心地よさも感じました。あまんだぶりと、天の川の「あま」が呼応していて美しいし、楽譜はレドだけでできており、スットントン、もレレレで何か神聖な感じもしました。 教室では音つみき(鉄筋)を鳴らしながら静かに皆で歌い、最後に大きな水色のシフォンを皆の頭上にふわっと静かにかけ、天の川に包まれているような感じを出してみました。 リモート会で高城先生がお話される中に、このうたのイメージが私にもあったのでうれしくなりました。  (品川和美)
参加者の声 · 2020/05/30
*自粛の中、<詩音・わらべうた>学びの会もお休み中ですが、わが教室の親子や園児のわらべうたもずっとお休みでしたので、少しでも家で親子でわらべうたを思い出して遊んでもらおうと動画を撮って送信しました。その一つを紹介しますね。 端午の節句に友人がヨモギと菖蒲の束を床の間に飾ったという話を聞き、♪よもぎじょうぶのしりたたきのわらべうたを思い出しました。 まさに、この束で子供のお尻を叩いて一年の無病息災を願い、厄払いしたのですね。 私も動画でこの束を見せて、薬草にしていたよもぎと、菖蒲(ショウブ)を丈夫(じょうぶ)とかけていることを紹介してから、歌っておしりを叩きました。 それを見た生徒も、緑のタオルで家族中のお尻を叩き合って歌い遊びました、とお返事をくださいました。 そういえば私の実家では子どもの頃、お風呂で菖蒲湯をやっていました。弟は頭に菖蒲の葉を巻いてもらって大喜びしていた記憶がよみがえってきました。昔の風習はどこかユニークで楽しく、親の愛情が感じられて心が豊かになります。知らない人もすぐに覚えてうたえるし、わらべうたでこの行事や風習が受け継がれていくのはいいですね。(品川和美)

参加者の声 · 2020/01/29
1月〈詩音・わらべうた〉学びの会に参加しました。コダーイ・ワークショップ名古屋の1日目、3月29日に<遊びの広場>というわらべうたで遊ぶ会があります。そこで高城敏子先生といつもこの学びの会に参加しているメンバーがリーダーとなってわらべうたを遊びをするので、その一つ一つのわらべうたをどう差し出して遊ぶか、グループで話し合いました。皆と話しているうちに良いアイデアが出てきてだんだんまとまってくるから不思議です。♪たけのこいっぽんおくれを大勢でする場合、引き抜く感じを綱引きにするアイデアはいいね!と思いました。 他にも季節の寒さや雪のわらべうたを皆で遊びました。つららの♪まーがんこで指をこすったあと、列になって座り、前の人の背中をさすってあげるのはさっそく教室で子どもたちとやってみました。体も気持ちも暖かくなりました。 そして最後はいつも高城先生が編曲されたわらべうたの合唱をします。竹の子の出てくるわらべうた3曲(竹の子1本・竹の子めだした・竹の子ほりゃ)が三声に素敵にアレンジされていました。皆でわらべうたの合唱ができることも楽しみです。(品川和美)

参加者の声 · 2019/12/23
昨日は、たかぎとしこ先生の〈詩音・わらべうた〉学びの会に参加しました。 来年は子年なのでネコとネズミの登場するうたを皆で出し合い、私は♪ねこねずみとったらけ〜るを初めて知りました。鬼ごっこなのですがとても面白ったです。あと、もうすぐお正月なので、羽根つき・お手玉・手まり歌などもしました。♪てんやのおもちは元歌は手まり歌なので皆が順についていきました。 私とたかぎ先生はスカートがバルーンだったのでバルーン対決をしました笑。「あんこちょいと踏んで」でまりを足で一回つくところも成功、最後にくるりと体を1回転してまりを、キャッチするところも二人ともバッチリ決めて拍手喝采を浴びました。 また、3月のコダーイ・ワークショップ名古屋での「遊びの広場」に向けて、グループに分かれて候補曲をどう差し出すか、高城先生のアドバイスを受けながら皆で話し合いました。とても心豊かで有意義な一日でした。(品川和美)

参加者の声 · 2019/09/23
「今月のおみやげ3つのお知らせです。」とたかぎとしこ先生より毎回参加者にお知らせがきます。 『1.九月は台風の時節ですね。人々は<二百十日の風祭>や富山の「風の盆」のように災害にあわないよう祈ったり風鎮めの歌をうたったりします。〝かぜ(風)″のわらべうた、風の感じられるうたや詩を探してきてください。 2.この時期うたいたくなるわらべうたや子守歌は? 3.いつも何気なくうたっているうた』  私は<二百十日の風祭>が各地にあるなんて知らなかったので「風の盆」について調べたり、♪風さん風さんやんどくれというわらべうたを見つけて自分の親子わらべうたで歌ったことを皆さんに紹介しようと準備していきました。♪うえからしたからおおかぜこいは例えば凧あげで風がほしくて呼ぶときに、やわらかく2拍ごとにスカーフなどを振るのではなくて拍で上下した方がいいということを確認し合いました。目の前のわらべうたにしっかりと向き合うこと、子ども目線になることをあらためて考えさせられました。他にも参加者が持ち寄った風の詩や、♪どんぶかっかすっかなどのわらべうたをとりあげ、皆で考え楽しく和やかな会となりました。(品川和美)

参加者の声 · 2019/04/04
「名古屋セミナーは、これが最後!」と家族に言って出かけるが、「またねぇ~」と名古屋の方々に挨拶してしまう私。わらべうたの広場での高城マジックというよりも、高城さんのイメージの世界へ子ども達が、飛び込んでしまう感じ。一人ひとりの子どもも大人も目をキラキラさせて自主的に、主体的に遊んでいました。一番印象的だったのは 詩 いのししぶんたの「まっすぐについて」詩をイメージして 声に出して唱え 最後には、いのししになって「まっすぐ まっすぐ」といいながら走っていく様子。子ども達が(小学生も)恥ずかしがって ひっこんだりせず、『うんと とにかく すごく だんぜん』目をキラキラさせて 前のめりになって遊んでいました。今度子ども達とやってみよう! 高城さんの わらべうたシャワーを 一人でも多くの人に浴びてほしいと思いました。高城さんの進め方は、子どもと同じ目線。遊びでみんなが一つになっていることがやっぱりステキです。 わらべうたの 又、詩のイメージを体で表現する、そのイメージがしっかりと皆に伝わっていることに感動しました。私の心もぴょんぴょんとびはねていました。(広島市 岸 紀美子)

参加者の声 · 2019/01/30
今回、テーマの1つに冬のうたがあり、「おおさむこさむ」「まーがんこ」「ゆきはいっしょう」などを子どもにどう差し出すか、どう遊ぶかについて学び合いました。その中でも私が目から鱗だったのは、「ゆきはいっしょう」を差し出す際に使用する小道具についてです。どんなうたでも、小道具は子どもの注目を集めるためのものではなく、あくまでうたをイメージする手助けをするものです。ですから、小道具が主張し過ぎてもいけないし、イメージしずらくても意味がありません。私は日頃 雪のうたで遊ぶときに白い毛糸で作ったサイズの揃ったポンポンを使っていたのですが、今ひとつ自分の中で腑に落ちていないものがありました。雪と思いきれなかったのです。しかし、高城先生がやはり白い毛糸のポンポンをホワっと出された時、私の目の前にはまさしく雪がありました。大小様々な大きさの玉が混ざっていて、ほぼ均一なサイズの時とは雪感が全く違うのです。大きさの違いを混ぜる、たったそれだけのことでこんなにもイメージが変わるのかと衝撃的でした。「小道具」の必要性と選択の難しさなど、色々課題を見つけた勉強会でした。(名古屋市 小沢浩子)

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